21世紀ビジネス講座

指定管理者制度

リスクマネジメントのプロセスリスクの処理に係る保険の活用と指定管理者制度指定管理者賠償責任保険

リスクの処理に係る保険の活用と指定管理者制度

リスクの転嫁

一般的にリスクを外部に転嫁する際は、保有と転嫁のバランスを考えます。つまりどこまでリスクを保有しどこまでリスクを転嫁すれば良いかということですが、重要なポイントは「リスクを最もよく管理できる者が当該リスクを保有する」という原則に従うことです。

リスクファイナンシングにおけるリスクの転嫁と保険リスクファイナンシングにおけるリスクの転嫁と保険

「保険料」という一定の決められたコストで外部資本である「保険会社」へリスクを移転する方法がリスク転嫁の代表的手法であります。保険によって、リスクを移転することにより、企業は当該リスクによる損失が起きた場合と起きなかった場合のコスト変動によって引き起こされる経営上の不安定要因を「保険料」という一定のコストに置き換えることができます。

指定管理者制度に潜む大きなリスク

公共施設は不特定多数の市民が利用する場所です。普通ならば賠償事故につながらないと思われるケースでも、公共施設だからという安心感から予期せぬ大きな賠償問題に発展する場合があり得ます。実際、公共施設にかかわる賠償訴訟は比較的多く、指定管理者となった民間事業者なども管理運営をまかされている以上、同様なリスクにさらされていると考えた方が良いでしょう。

指定管理者制度と保険の活用

そこで、指定管理者はリスクを一定の保険料により保険会社へ移転することで、平常時へのリスクコストの効率的配分と突発的な資金繰りの確保や経営上の安定をはかることができます。
次へ