工事に関わるオールリスク保険であり、免責損害を除き、現場において不測かつ突発的な事故(火災・落雷・破裂・爆発、地震、電気的事故等)によって保険の目的に生じたあらゆる物的損害がカバーされます。
PICC約款では、国際的な標準約款であるMunich Re(独、ミュンヘン保険会社)約款に近似しておりますが、工事自体の物的損害をカバーする項(Section)と、 工事に起因する第三者賠償をカバーする項(Section)がセット化されています。
工事保険には、工事の種類によって下記2種があります。
工事の種類
対応する保険
中国名
英名称
プラントの据付、工作機械の据付、鉄塔工事、タンク建設等
組立工事保険
安装工程一切険
EAR(Election All Risks)
ビル・工場建屋等の建設工事(改装・修繕工事を含む)等
建設工事保険
安装工程一切険
CAR(Contractor's All Risks)
<契約方式>
・
工事契約書により、本保険を発注者、受注者いずれがが付保するかが取り決められます。
通常、工事に関わる第三者への賠償責任保険をカバーし、必要に応じて下記特約を選択するのが一般的です。
【主な特約】
ストライキ・騒じょう・暴動(SRCC)、航空貨物運賃(Airfreight)、特別費用、
残存物取片付け費用、メンテナンス期間の損害 等
・
本保険では、工事の進行に伴い、工事の目的物の価格が順次増加する為、その時々の工事の目的物(工事用材料、仮設物等含む)について、それぞれ保険金額を設定することが困難であることから、工事の目的物、工事用材料、仮設物を包括した1個の保険金額を設定します。
また、保険金額=請負金額 として全ての保険の目的に対し保険付保が必要です。
万一、保険金額が請負金額に満たない場合は、事故の際保険金が削減されますので注意が必要です。
●
ボンド
中国ではボンドより銀行保証が一般的です。
保険会社も建設・土木工事に関わるボンドについては殆ど実績がないのが現状です。
なお、中国では、建設工事の際のボンド提出が法律で義務付けられていません。